このところ、ずっと書評記事をアップしている。せっかく縁あって名づけた「電子書籍大王」というブログ名なのだから、電子書籍(kindle)に対応した本を紹介しようと思ったのである。これがなかなか楽しい。わたしは本当に本を読むのが大好きで、これまでの人生、やたらめったら読みまくってきたのだが、こうしてその内容や感想をまとめてみると、本当にその本を読んだんだという気持ちになってくる。
書評記事は、書いていて楽しい。いままで読んできた本のなかから、ああこれは良かったというものを取り上げて書いているのだが、その本の内容にくわえて、その本を読んでいた当時のことを思い出したりも出来て、得るところが多いのだ。だが、やはりたまには、自分の思うところをまとめた、エッセイも書いてみたいとも思う。
アクセスがまるでない!
さて、このブログをはじめたのは、2016年3月16日である。もうあと何日もすると1ヶ月を迎えるという状態である。しかし、ものの見事にアクセスがない。いや、正確にいうならば、ここ数日になって、やっといくつかアクセスをいただきだしている状態である。本当にありがたく思う。
ブログというもの、特にwordpressで独自ドメインをもちいた新規のブログは、はじめの段階ではアクセスが来ないということはさまざまなブログを読んで知ってはいたが、まさかここまでとは思わなかった。これでは、途中でこころが折れてしまうと思う。特に、やる気になって、勇んで勢いよくブログをスタートした人だったら、きっと挫折してしまうことだろう。わたしは、そうなるのが嫌だったから、3・4ヶ月くらいずっと熟考した上で、本当に覚悟を決めてこのブログを開設したくらいである。
新規ブログを投げ出してはいけない理由
たかがブログで何もそこまでと思うかもしれないが、わたしは絶対にこのブログを投げ出したくないのである。何故なら、もしそうしてしまったら、わたしのうちに残るのは、自分はまた失敗してしまった、駄目な人間なんだ、という思いだけになってしまうからである。
わたしは、人間にとってもっとも有害なものは、ああ自分は失敗してしまったという意識であると思っている。もちろん、生きるということは、そのすべてが自分の思い通りにことが進まないのはいうまでもない。避けられない失敗というものは存在する。だが、自分で自分を負け犬だと思うことは避けることが出来るのではないだろうか。
自分を負け犬だと思うところからは、何も生まれない。何故なら、わたしたちがこの世界を生きていく時にエンジンになるのは、気持ちひとつだからである。それゆえ、やる気がそがれるというのはまさに大問題であるのだ。
システムの問題を、自分のせいにしてはいけない
そこで、冒頭のブログの話に戻る。要するに、ブログを立ち上げたばかりの人は、あまりにアクセスがないことで、自分にはブログ執筆は向いていないのではないかと思ってしまって、勝手に自分を断罪して、自分への自信や信頼をひとつ失ってしまうことが問題である、といいたいのである。
だが、初めて1ヶ月の段階でアクセスがまったくないのは、その人の能力や才能の有無でもなんでもない。システムそのものの問題なのである。そこを知らないでいると、せっかくの努力ややる気、才覚といったものが日の目を見ないまま、埋もれてしまうということになりかねない。さらには、ことはそれだけで終わらず、自信をも失ってしまうということにつながるのである。
では、ブログをはじめたばかりで、まだまるでアクセスがない状態の時には、どうすればいいのか。答えは簡単である。ただ書き続けるしかない。一回乗ってしまった列車なのである。とりあえず、腹を括って続けてみようか。そんなふうに思うしかないだろう。なぜなら、もしここでつまらないといって止めてしまったときに失ってしまうものは、あまりに大きいからである。
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