ルールを守るのは、いけないことなのか? 『ザ・チェンジ・メイカー 世界標準のチームリーダーになる49のレッスン』 齋藤ウィリアム浩幸/著

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日本人はルールが好きである。
くだらない法律や規制、手続きが多すぎる。
地元の役所や銀行にいけば、よくそれを知ることができる。
前例主義、事なかれ主義、同調圧力…こういったものは、日本人固有の気質であると思う。

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ボストン茶会事件は、イギリスが勝手に決めたルールに反発した行動だった

そもそも、日本人を縛る「ルール」という言葉について考えてみたい。
アメリカ人は、ルールを嫌う。
そもそもアメリカという国自体が、イギリスが取り決めたルールに反発して成立した国家である。
アメリカ人が紅茶よりコーヒーを好むのは、独立運動の先駆けとなったボストン茶会事件以来、イギリス文化の象徴である紅茶をボイコットしたからである。

人間の作るルールは、永遠普遍ではない!

アメリカには、こういう諺がある。
There is no rule without exceptions,
日本語訳すると「例外のないルールはない」という意味である。
日本人は「ルール」という言葉の意味の本質をとらえずに輸入したといえる。
日本人にとっての「ルール」とは、江戸時代の「掟」や「ご法度」と同じ感覚なのだ。
日本人は一度決められたルールを、大事にして、例外を認めず、ルールによって守られるべきものよりも、ルールそれ自体を守ることを優先するのだ。

今、世界は大きな変化を迎えている。
その中で、ルールを守ることに固執し、変化を嫌う気質を備えた日本人は、うまく立ち回ることができるだろうか?

ルール=掟・ご法度になってしまうことは、思考停止を意味する

本書は、ルールとは何かということを徹底的に問い詰め、そして変化していく力を身につけていくコラム集である。
この本を開けば、Iot、3Dプリンター、インダストリー4.0といったワードが散りばめられ、本書が単なる心構えを変化させる為だけのものではなく、読者に新しい時代の幕開けを指し示すものとなっている。
平易に読み通せる文章で書かれた本だが、内容的には非常に濃密な一冊に仕上がっている。
今、世界はどのような変化を遂げているのか、そして自分自身がどう変わらなければならないのか、そういったことを考えてみたい人にお奨めしたい。

ザ・チェンジ・メイカー 世界標準のチームリーダーになる49のレッスン〈電子書籍Kindle版もあります〉
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