『「仕事が速い!」人の時間の使い方』西村克己/著

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著者は、時間がないというのはただの言い訳に過ぎないという。たしかにわたしたちは、日常のなかで何気なく「時間がない!」と当たり前のように口にしているが、これは何も自分だけが1日18時間しかなくて、周りのひとたちには30時間もあったりするわけではない。そう、時間がないという思いは、ただの感覚にすぎないのだ。その原因は、ただ管理と使い方が悪いだけだと、著者は切り捨てる。

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成功者は、みな時間をコントロールしている!

成功しているひとは、みな時間を支配し、自分のしたいことやすべきことを、思い切りやっている。具体的には、アウトプットにつながる時間を確保し、そこに自分が持っている能力を傾注しているのである。そうすることで評価が高まり、ポストや収入が上昇していくのだ。つまり成功者とは、好循環が形成されて、毎日を思い切り生きているひとなのである。成功を勝ち取りたいのなら、時間を味方にするほかないのだ。

他人時間の中で仕事をするな!

著者は、いくら忙しく仕事をして過ごしていても、その業務内容が他人の支配している時間ばかりであったら、自分の評価につながることは決してないと断言する。これは「自分以外が主体となって指示が出されている仕事ばかりこなしているようでは、評価されない」と言い換えるとわかりやすいだろう。これは厳しいくも非常に鋭い指摘であって、冷徹な真実である。この言葉に、本書のいわんとするそのすべてが凝縮されているといってもいいかもしれない。

具体的に説明すると、要するに電話対応などはただの作業にすぎず、なんら新しい価値をうみだすことがないため、いくらやったところで、それらは決してアウトプットにはつながらないのである。電話は文字通り「他人時間」が「自分の時間」に割り込んでくる類のものであり、そんなものばかりに追われていたら、とても創造的な仕事など、出来はしないではないか。他人時間から、成果は生まれないのである。

もちろんいうまでもなく、電話対応をはじめとする事務仕事は大切なものである。だが今日の企業は、正規雇用者に対して、その求める要求が高い。要するに、企業に儲けをもたらさない人間、言い換えるならば、新しい価値を生み出す仕事が出来ない人間は、平たく言えばお荷物なのである。ただ日がな一日、電話をとったり書類を整理しているだけでは、今日的な意味において、「仕事」とは言えないのである。それゆえに、事務はアウトソーシングされる傾向にあるのだ。

目標をもつことからすべては始まる

では、どうすれば自分時間をもてるようになるのか。著者は、目標をもつことが、そのはじまりだという。この手の本は必ず目標を持とうということに結局は行き着くが、やはりそれがすべての始まりなのだ。

なぜ目標をもつことが有効なのか。それは、目標を持ったら、それを実現するためには、自分で時間をコントロールしなければ、とてもじゃないが、達成など出来ないからである。これは、仕事に限らず、人生全般についても言えることだ。自分が手綱を握り締め、荒ぶる運命を乗りこなして初めて、真の自己実現は達成されるのである。

時間をコントロールすることは、人生をコントロールすることに他ならない。自分時間を確保して、目標に向かって邁進しようではないか。

「仕事が速い!」人の時間の使い方
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