『美貌格差 生まれつき不平等の経済学』 ダニエル・S・ハマーメッシュ/著 望月衛/訳

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容姿の差が、どのような経済的、社会的格差を生み出すのかを、労働経済学の権威である著者が、真面目に分析した本である。

美人は得だ、イケメンは得だと良く言われるが、本当にそうなのだろうか。

結論を言ってしまうと、美人やイケメンは、そうでない人に比べて収入が高い、という統計が得られている。

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平均を上回る容姿の女性は、平均的な容姿の女性よりも8%収入が高い。
一方、平均を上回る容姿の男性は、平均的な容姿の男性よりも4%収入が高い。
また、平均を下回る容姿の女性は、平均的な容姿の女性よりも収入が4%低い。
平均を下回る容姿の男性は、平均的な容姿の男性に比べ、収入は13%も低いという結果が出ている。
つまり、ルックスと収入は比例する、ということである。

容姿と収入が比例するのは、ほとんど全ての職種においてである。
接客業や営業のような、容姿が関係ありそうな職種だけではなく、容姿が特に関係なさそうな職種においても、収入の差は見られ、見た目の良い人のほうのが、高い収入を得られるという。さらに、ルックスの良い人のほうが高収入だという傾向は、万国共通のものであるというのが著者の結論である。
要するに、著者の主張によれば美貌格差というものは確実に存在するようである。

このように、生まれ持った容姿によって、経済的な不公平が生じるのならば、ブサイクを保護する必要があるのではないかと著者は主張する。

ブサイクを法律で守るには、どのような方法があるかいった試みも検討されている。
経済学者の森永卓郎氏が、イケメンにはイケメン税を課すべきだと主張していたことがあったが、この本の主張にそってみると、あながち見当違いではないのかもしれない。

身長の低い人よりも、高い人のが、知能が高いという説があるが、これも似たような理屈なのだろうと思う。

美貌格差 生まれつき不平等の経済学〈電子書籍Kindle版もあります〉
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