ビジネスの基本がわかるおすすめの本 『よーし!やる三 ~成長日記~ ―仕事が好きになるマンガのビジネス書』 出路雅明/著

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かつては、仕事において必要な知識やスキルを学ぶ場合は、セミナーに行くか、ビジネス書を読むしかなかった。だが時代が変わり、現在はビジネスシーンに必要なものを、まんがにして、楽しみながら学ぶことが出来る本が、山のように出版されている。この電子書籍大王でも、それらはおおく紹介しているところである。今回取り上げるのは、そんなビジネスまんがの中にあって、仕事をしていくうえ必要となる、基本の基本を押さえるための情報がわかりやすく書かれているという点において、ぜひともおすすめしたい一冊である。

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新人・新社会人におすすめのビジネス書!

いままで、アルバイトをしても、決して長く続くことがなかった主人公・いく三。現在は、古着屋で働きながら、知り合いのバーも手伝う毎日を送っている。収入源はあくまで副店長をやっている古着屋でのアルバイトがメインなのだが、そこの店長とそりがあわず、いく三は悩んでいる。そんなある日、バーでせっせと働いていると、サングラスをかけた謎の男がやってくる。なんとなく自身の古着屋でのアルバイトの話をしているうちに、その男は、現状を打破するための、さまざまなアドバイスをしてくれる。以上が、導入部分である。

話が進むにつれて、いく三はビジネスとは何たるかを学び、成長をしていくのだが、本書の素晴らしいところは、ごくあたりまえの普通の青年が、アドバイスをもとに試行錯誤しながら、一人前になっていく姿をたんたんと描いているところにある。この、決してヒーローでも、スーパーマンでもないというところが、ポイントだ。何故なら、それは広く再現性があるということを意味するからだ。ビジネス書は、いくらたいそうなことが書かれていても、読者がそれを再現できなければ、何の意味もない。

マンガとしては読みにくい作品。だがそれがいい

まんがそのものについても語ろう。正直に言えば、洗練されていない、どんくさい絵柄である。筆圧が高く、スクリーントーンは使われていなくて、陰影はすべてベタと斜線で処理されている。おまけに、せりふが思い切りおおいので、ページ全体が黒っぽい印象である。コマ割りも顔のアップが多用されていて、変化に乏しい。言うなれば、おもいっきり昭和なのである。

だが、それがいい。この感覚が、作品世界にマッチするのだ。愚直に、ただただひたすらに、まっすぐ努力して、仕事にとりくみ、打ち込んでいく主人公の姿に、ぴったりなのである。不器用で、でも一生懸命、そんな主人公の人間性が、ページからにじみ出てくるのである。

ビジネスの基本が学べるビジネスマンガ

本書で取り上げられていることは、ビジネスシーンに限らず、人間関係の基本といえることばかりである。元気に挨拶をすることからはじまり、相手に関心をもつことや思いやること、そしてアホになることを学んでいく。アホになれば、すべては解決する。いく三は、そうアドバイスされるのだ。アホになれとは、何を意味するのか。それはぜひ、本書をお読みいただきたい。このアドバイスは強烈で、なるほどそのとおりだと、わたしは思わず納得した。

新人・新入社員・アルバイトを指導する立場の人にもおすすめ

本書は、いく三のように、アルバイトをしている人、あるいはこれから就職をする人はもちろんのこと、若い人を指導、管理する立場にある人も、本書を読むことで、得るところがあるはずだ。本書の内容をかいつまんで話すのもいいが、教材として実際に読んでもらうのもいい。自分のこととして動くことで責任をもつことこそが、仕事の第一歩であるからだ。

【ビジネスコミック】よーし!やる三 ~成長日記~ ―仕事が好きになるマンガのビジネス書
【ビジネスコミック】よーし!やる三 ~成長日記~ ―仕事が好きになるマンガのビジネス書

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