『日本はパッケージ型事業でアジア市場で勝利する』青嶋稔/著

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まず、本書のタイトルになっている「パッケージ事業」について説明してみたい。

これまで日本が得意にしていたのは、製造業であった。
ものづくりに力点を置くことで、品質の差別化をはかり市場を切り開いてきた。自動車にしろ、家電にしろ、世界の市場を席巻し、トヨタ、ホンダ、ソニーなどの日本の有名企業の名を外国人はふつうに知るところとなったのである。

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しかし、中国や台湾、韓国といった国々の経済発展によって、これまで日本の強みであった、製造業の地位が危ぶまれている。
これまでのビジネスモデルが通用しなくなってきているのである。

こうした状況のなかで、企業はどのような戦略をとれば良いのだろうか?
それが「パッケージ型事業」である。
パッケージ型事業とは、製品単独ではなくサービス、オペレーション、メンテナンスを含めた統合的なビジネスモデルを構築することである。

これまでは、クオリティの高い製品を作って売るだけで良かった。
しかし、クオリティにおいて他社を圧倒できなければ、別のもので勝負するしかない。
それを、サービス、オペレーション、メンテナンスといった部分で補っていくのである。

本書は、こうしたパッケージ型事業の成功の実例を、コマツ、本田技研、日立製作所などの実例を示している。
これらに共通しているのは、次の三点である。
1、 顧客に対する提供価値を明確にしていること。
2、 提供価値を実現するための運用法を実現するための運用法を明確に描く
3、 収益獲得方法を明確に描き出すこと。

これらのことが必要となる。
本書は、世界の経済状況が大きく変わった現在において、日本企業が採るべき道を示し、非常に大きな示唆を与えるものといえるだろう。

日本は「パッケージ型事業」でアジア市場で勝利する 顧客価値起点で考えるビジネスモデルへの転換〈電子書籍Kindle版もあります〉
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