『「脳疲労」社会 ストレスケア病棟からみえる現代日本』 徳永雄一郎/著

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ここ四半世紀で、職場でパソコンを使う機会が増えるとともに、仕事による疲労の性質が変わってきた。
昔、第一次産業が主流だった時代には、身体的な疲労が目立っていた。
戦後しばらくして、第三次産業が主流になると、精神的な疲労が中心になってきた。
そして、近年では職場のIT化により、脳が集中的に疲れる「脳疲労」が目立っている。

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パソコン作業では、目から情報を入れ、それが脳に入っていく。
このように、脳疲労は、情報刺激の流れが、目から脳へと一極集中することによって、生じるものである。
特にIT企業のSEなどは、脳疲労に悩まされることが多い。
眼精疲労、肩こりに始まり、食欲不振といった症状が続く方は、脳疲労が疑われる。

脳疲労の症状として、まず上げられるのが集中力、判断力の低下である。
そして、脳が過度に活動状態になっているために、睡眠不足を引き起こし、脳疲労がさらに悪化するという悪循環をたどり、最終的に、うつ病になってしまうこともあるという。

本書は、脳疲労の症状を詳しく解説し、チェックリストもついているので、日頃から疲労を感じている人は、是非参考にしてほしい。

チェックリストの中から脳疲労の症状を、いくつかあげてみよう。
・日曜日はぐったりしている
・能率が悪くなり集中力が低下した
・いつも仕事に追われている感じがする
・物忘れが増えた
・テレビや新聞を見ても頭に入りにくい
・頭痛がする
・肩こりや肩の痛みがある
・背中や腰が痛い
・手や脇に汗が出やすい
・目が疲れる
・寝つきが悪い
・夜中に目が覚めやすい

いま挙げたような症状が三分の一以上当てはまる人は脳疲労状態にあると思うので、本書を読んで、生活改善されることをお勧めする。

また、周囲の人が脳疲労になっていないかを見抜くポイントも多く書かれているので、そういった面も大いに参考になる。
ストレス社会に生きる現代人にとって、本書は必読の書であると思う。

「脳疲労」社会 ストレスケア病棟からみえる現代日本〈電子書籍Kindle版もあります〉
「脳疲労」社会 ストレスケア病棟からみえる現代日本〈電子書籍Kindle版もあります〉

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